新しいブログに移行します

こちらのブログなんですが、もう5年書き続けていて、記事も蓄積してしまったので、以下のところに移行したいと思います。

ぽれぽれと、なんでお引っ越ししたんかいなー、というあたりはこちらで書いていますー。
のんびり書きます。
どうぞよろしくお願いいたします。

◆ ブルゴーニュ名物、グジェールを作ろう

プラネーというブルゴーニュの小さな村に住む、Anne Marieさんの家で、朝から夜まで、丸一日郷土料理を習うというしあわせな体験。Anneさんは、猟銃をかついで鹿やイノシシを狩りして自分でさばくだけでなく、森で採ったきのこや、畑で作ったラズベリーやブルーベリーなどの果物、野菜でたくさんの保存食を作っている、近隣ではよく知られた料理上手。

大きなキッチンと、素敵な中庭のある石造りの家の地下には大きなワイン蔵と貯蔵庫があって、ここにある手作りの素材を使っては、ちゃちゃっといろいろなものを料理してしまう、スーパーウーマンでした。

彼女の家はジッドという、バカンス時の貸家もしており、そのときのお客さんにふるまった料理の写真や、そのお礼の手紙などをストックしたアルバムを、うれしそうに見せてくれました。私のように料理だけを教わりにくる人も多いのだとか。

当日習ったお菓子と、そのほか、いろいろな場面で目にした、普通の家の、普通の素朴な焼き菓子などのレシピを書き留めておこうと思います。

ってのも、お友達が先生になって主催しているケーキ教室で、こんどこれを一緒に作ってみよう! ということになったから。
レシピはこれ見てねー!>Iちゃん〜。

まずは、ブルゴーニュ地方で食前酒とともに出されることが多い、グジェール。

シュークリームの甘くない生地にチーズを練り込んだ、小さくて軽い、甘くないお菓子です。
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作るのに結構手間はかかるので、Anne Marieさんは一度にたくさん作って、冷凍しておくのだとか。

小さく、軽く見えますが、グリュイエールチーズがしっかり入っているので、3、4個食べたらもう十分、という気持ちにもなるお菓子。白ワインやブルゴーニュのロゼワインと一緒にいただくと、ほんまにうまいです。
Gougeres(グジェール)

シュー生地
水 1/4リットル (250cc)
薄力粉 150g
バター 100g
グリュイエールチーズ 小さく刻んで 90g
卵 5個
塩少々

1、鍋に水を入れ火にかけたら、塩、バターを入れて溶かす
2、粉を一度に入れる
3、木べらでよく混ぜて、ひとまとまりの団子状態にする
4、鍋を火からおろして、まとまった生地をフードプロセッサに移す
5、フードプロセッサを運転させながら、卵を一つづつ入れ、よく生地になじませる
6、全部の卵を入れ終わり、生地がなめらかにまとまったら、ボウルに移す


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7、グリュイエールチーズを小さく刻んだものを、6に入れてよく混ぜ合わせる。せっせとチーズを刻み続けてくれたのは、Anne Marieのお孫さん。えらい。

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8、絞り袋に入れ、小さめに天板に絞り出して、焼く

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この日は、フランスの古いガスのオーブンで、Anneさんの目分量で焼いたので、正確な温度と分数は不明。ガラス窓から覗いて、あ、そろそろねー! ってな感じのアバウトな調理でしたら、どれも立派に、ぱりっとおいしく焼けました。さすがだ、かあちゃん。

オーブンはマッチでその都度火をつけるタイプ。ガス台の下に、プロパンガスをセットして使う、古いタイプのもの。グジェールやいている途中でガス切れとなり、うんしょうんしょと外からボンベを運び込み、レンチ片手にボンベの交換にはげむAnne Marie。ちょいサバイバルな感じが、繊細なグジェールの焼き上がりをさらに楽しみな感じに盛り上げます。

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グジェールはクックパッドなどで検索してもたくさん出てきます。
温度と分数は、多いのは200度で20分〜25分という感じみたいです。
シュークリームをよく作る人なら、あまり失敗しないかも。 
チーズはグリュイエールが一番ブルゴーニュ風だということでしたら、なければ粉チーズでもいいよ、ってなことでした。
冷めたらビニール袋に入れて冷凍することも可能なので、一度にまとめて作っちゃってねとのことでした。

今回はものすごくまとめて作ったので、さましている間のグジェールが、あっちこっちに放置。床の上でも平気で置いちゃうよ! こういう、あまり気にしない感じのところが、フランスの好きなところでもあったりする私です。

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ワイン片手に、グジェールをつまみながら、メインのごはんまでひとしきりおしゃべり。フランスの夜は、長く、ゆっくりと暮れていくのでした。この日は、Anne Marieが畑で採ってドライにしておいたトマトと、ラルドン(ベーコンの固まりを小さくさいころ状に切ってあるもの)で作った小さなパイも食前酒のお供に。うまいぞ!!!


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レシピを教えるから、ぜひ日本でも試してみて! とAnne Marie。

夜になって、およばれで来た彼女の友人から
「いづみ、グジェールはちゃんと膨らんだ?」と。

ほらみて、こんなにたくさん出来たよ! と、大量のグジェールをご披露。
「じゃあ、日本でも作れるわね。自信ある?」

あるよあるよ。レシピ教わったし、ぜひやってみるよ!
「ふーん。それがねえ、不思議なのよねえ。ここで上手にできたからと思って、家に戻って同じことをしても、同じようには膨らまないのよ。特に日本だと、粉も卵も違うでしょう? 分量を守っても、Anne Marieのようにはいかないのよねー。残念だけど」
うぐぐ。
なるほど。材料が違うというのは、ありかもしれません。
日本の材料での分量のいい案配というのがあるのかも。

まあ、やってみるべ。
試してみた結果はまた後日報告します!


◆ 春は苦い

今回のフランスでの1ヶ月ほどの滞在の中、食べたものの中で一番おいしいと思ったものは何か考えてみました。

滞在先の先生の作る料理は絶品だったし、オフでおいしいレストランでの料理もたくさん楽しみました。ワインもチーズもたくさんいただいたし、ブルゴーニュ地方の郷土料理を教えていただいて作って食べるという体験もした中、「いやあ、もうなんといっても一番おいしかったよ。こんなおいしい○○を食べたのは、たぶん生まれて初めてだよ!!!」と思ったものは。

こちらでございます。

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えええーっ?

なにそれ、これだけ?



と思う方もいるかも。んだがしかし、これだけなのだ。これはカリフラワーを蒸しただけのものでござる。


なんだよ、カリフラワーってこんなにうまいのかよ。おらあ、こんなカリフラワーを食べたのは生まれてはじめてだよ。おうおう(泣く)。

もとからカリフラワーは大好きなので、東京でもよく買う野菜です。ただカリフラワーは意外と高いので、そうそういつもは買えないのだけれど、蒸したりゆでてサラダにしたり、シチューに入れたり、もしくは生米と一緒に炊いてリゾットにしたりすると、本当によい野菜の味がしておいしいのだよなあ。

しかしね、これまで私がカリフラワーの味だと思っていたものは、今回ブルゴーニュでいただいたカリフラワーに比べたら、なんだかものすごく違うものであったということがよくわかりました。

このカリフラワーは、モンバールの駅前に毎週1回立つ、Bioのマーケットで買ったものです。このマーケットには、近隣で野菜を作っている農家の人たちが、自分の畑で採ったものを運んできて売っています。Bioですから、農薬を使わず、なるべく自然に近い形で作っている野菜。形もばらばら、色もまちまちで泥だらけの野菜たちです。

カリフラワーの季節は、冬から3月にかけてですから、ちょうど終わりかけの旬だけれど、その日の朝に収穫されてきた瑞々しいカリフラワーくん。
蒸して食べながら、これは何かの味にとても似ている、、、、、と思ったわけです。なんじゃろう?

しばらくして思い当たる。
たけのことそっくり。


つまり、苦いのでした。

ああ、春の味。

春って苦いんだわ。


ほのかに苦くて、ねっとりと甘くて、瑞々しくてこくがあって。カリフラワー、うますぎる!!!

マヨネーズをたっぷりつけて食べようと思ったのに、気がついたら何もつけずに、私一人でこぶりのカリフラワー丸ごと一個完食していました。うまかったよう。


その次の週、またまた食べたくってマルシェへ。
1個買おうとしたら、ひげだらけのお店のおじさんが、
「これはBioのカリフラワー(フランス語では le chou fleur。chouっていうのはキャベツのこと。花キャベツみたいな意味ですね)だよ。知ってる?」

というので、
「もちろん知ってる。先週買ってすごくおいしかったから、また買いにきた」と伝えたら

「スーパーで売ってるカリフラワーは、実を白く見せるためにたくさんの薬品が使われているんだ。農薬もね。うちのはいっさいそういうのを使わないから、色も形も悪いけど、味はうまいんだよ」
って。


あああ、あの滋味や苦み、こくや深みは、そういう理由もあったのかも? と単細胞の私は勝手に感激して、またまたおいしくいただきました。はい、1個まるごと完食。


東京で、無農薬とか有機とか、高いから別に普通の野菜でいいじゃない? って思って買うこともあるんだけど、自然に近い場所で作られて、それがすぐ近くの場所で、その日に採れたものをいただけたら、ここまで味が違うものなのだと、深く深く感じ入りました。

野菜と卵は、ちゃんとしたところのものをちゃんと選んで食べよう。
またまた心に誓う。

春は苦い。
そしてその苦みが、生きる力にちゃんとつながっていく。

この野菜も苦かったです。

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ホワイトアスパラガス!!!!

ああ、夢のようだ。
マルシェの一角がすべてホワイトアスパラ。

すっかり、4月はホワイトアスパラの季節。


初物はフランスでも高いと言われ、覚悟して出かけたマルシェ。

写真のサイズのしっかりしたもので、2キロで11ユーロでした。
おくさん、2キロで1500円。1キロ750円。

東京だったら、4、5本で500円というのが相場でありましょう。
感涙。
一生分食べて帰りたい。。。。。。

こちらもただ蒸しただけ。オイルビネガーのソースをちょっとだけつけて、延々とむしゃむしゃ食べ続け。白ワイン飲み続け。

しあわせこの上ない。

もうひとつ。
Bioのマルシェで教えてもらった、この季節のおいしい野菜。

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右下に見える、真っ黒い固まりのようなもの。
どうやって食べるの? と聞いたら、薄く切ってワインのおつまみに、生のまま齧るんだと教えてもらい。

フランス語の先生も、そういえば同じものをアミューズがわりに、ブルゴーニュの食前酒と一緒に出してくれたことを思い出し、まねをしてやってみました。

合わせたのは、ロゼワインのように見えますが、フランス語で灰色を表す Gris ワイン。モロッコなどでもおいしいのがたくさん出てますが、ロゼよりもっとくすんで、味も切れがよい感じのワインです。

この野菜の名前、覚えていたはずが今、失念。
どこかにメモがあるはずなので、探しておきます。
味は、日本の大根とほとんど同じです。あっさりとした苦みが、食欲をそそります。

これは確実に、日本酒にも合うはず!


この季節、野菜は苦いものが多いです。
新鮮であればあるほど、その苦みは健康に生きる力につながっていく。


たくわえた力を急に解き放つ春という季節は、苦いものなのだねえ。
青春も、だから苦いのだよ。
アメリカにいる息子よ、がんばれよとも思った春のブルゴーニュでした。

やっぱり野菜も肉も、フランスはうまいです。

◆ フランスの持ち寄りランチ

2日間、Semur en Auxoisというブルゴーニュの街で、美術学校で彫塑のスタージュに参加することになりました。朝の9時半から夕方5時まで、びっしり土日の2日間を、モデルを使って彫塑を作る教室。

こちらでは、こうした美術のスタージュがあちこちで開かれていて、普通の人々(つまり、社会人たち)が気軽に参加できるのだとか。私が参加した2日間も、来ていたのは老若男女入り交じった14人の参加者で、中にはパリで教会の彫刻などの修復を仕事にしているという30代の男性もいました。
日本だと、どうしても美大の受験対策みたいな講座のほかは、引退した熟年男女の社交場のようになってしまうことが多く、なかなかいいデッサンの機会を得ることができないんだけど、こっちはこんな風に美術が日常にとけ込んでいてすごくいいいなあと思います。
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粘土を使った彫塑は初めて。
「デッサンはしたことがあるんだけど、彫塑は初めてだ」と先生に伝えたら、「これは粘土を使ったデッサンなのよ」と。
なるほど、いわゆる3Dの立体デッサンということか。
2日間かけてバストアップの胸像を一つ作るという贅沢な体験には、昼ご飯の持ち寄りというおまけもついていました。
ふえー。
フランス人相手に何を作っていけばいんじゃろう。
なんだか緊張。
冷えてもおいしいもので気軽に作れるもの。。。。。と、最初はプチトマトのマリネとか、カポナータやラタトゥイユと考えていたのですが、フランス語の先生に相談したら、
「トマトもなすもズッキーニも季節はずれよ。やめなさい」と即座に却下。
マルシェで野菜を買うことの多いこちらでは、野菜の旬はとても大切なことなんじゃなああ。スーパーの買い物で、季節感というものが希薄になってしまっている自分を反省。
ほいじゃ、いまの季節は何を買えばいいの? と聞いたら、そうねええ、人参とかじゃがいもがいいんじゃない? という。
ふむ。
ということで、一日目は無難にじゃがいものサラダ。
二日目は人参とツナのサラダに決定してみる。どちらもいつも作っているし、多少素材が変わってもなんとかなるレシピだろうて。
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こんな風に、持参したふろしきに包んで持っていったら、とても好評。
一日目。
はじめての場所に、はじめての体験。
フランス語がさほどできるわけでもなく、見知らぬ人にお願いして車でつれていってもらい、見よう見まねで粘土の準備をして、先生の早口のわけのわからんフランス語に必死についていくだけで、もうへとへとの状態で午後1時となる。
にわか、
食べよう、食べようの声かけのもと、中庭に手際よく即席のテーブルがしつらえられて椅子が並び、ロールになったわら半紙のようなものをテーブルクロスにして、クリップで止めていくという作業が、慣れた手つきで行われ出しました。
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一方ではパンを切り出す人、サラダを作り出す人、グラスや皿を並べ出す人。
あっという間に白ワインが開いて、14人分のグラスに少しづつつがれて、パンを片手におしゃべりがはじまる。
アントレに出てきたのは、チーズのキッシュ。
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のんびりゆっくり。
やがてサラダやハムが並び出し、
a table(ア ターブル)という声が先生からかかるまで、たぶん20分ぐらいは1杯のワインを片手に立ち話に花が咲き。
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やっとテーブルについて、それぞれが持ち寄った料理をシェアして食べました。
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これはレンズ豆のサラダ。あっさりしていておいしい!
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人参のとってもシンプルなサラダ。人参はボイルしてあります。
これがものすごく大人気。人参おいしい、何で味付けした? 私にもちょうだい、とあっという間に売り切れる。
一方で私の作ったポテトさらだは、少々売れ残り気味。。。。
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うーん。ちょい日本っぽさを出そうと、ごまとだし醤油を足したのが敗因だろうか。
えーん、気になる。。。。。。
とはいえ、これは翌日二日目にはきれいになくなり、
「ごまを入れたのね。すごくいいアイデアだわ。日本にはごま塩ってあるでしょう? あれはBioのお店に売っていて、私も大好き」と先生にほめられる。
ちょいほっとしました。
2日目のメニューはまた改めて。
そんなこんなで、
ああ、もうおなかがいっぱいだ! と思った頃に、チーズがまわりだし、
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ああ、なんておいしいんじゃろうと思っておなかいっぱいになった頃
これまたほっぺが落ちそうなお菓子が登場し。
結局白ワイン2本、赤ワイン1本を14人で飲みながらのお日様の下でのランチは、1、5時間ほど続きました。
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たっぷり時間をかけた昼ご飯。
おなかがいっぱいで、この日の夕ご飯は食べずに寝ました。
ほいでもね、食べたものは野菜が中心で、ちっとも暴飲暴食はしていないんです。
ワインも小さなグラスで、白を1杯、赤を1杯飲んだだけ。
アメリカにいたときの、大量の肉やパンやケーキでおなかがいっぱい! という感じとは、なんだかちょっと違う満腹感。
お日様の下で時間をかけて、おしゃべりをしながら少しづつ
野菜や豆、パンとチーズなんかを少しづついろいろ食べると
なんともいえぬ満腹感に満たされるものなんだなあと思います。
この満腹感は、じっくりと長く続く。
だから、夜は軽くてもほとんど食べなくても、だいじょうぶ。
短時間で炭水化物をどか食いすると、夕方からすごくおなかがすいたりするじゃない?
あれとは対極の感じの満腹感が、ちょっと新鮮でした。
2日目のメニューも改めて。
今日は写真をアップしてほとんど終わりという感じですみません。
毎日かけるかなあって思ってたけど、なかなか時間がない。
フランスの滞在も、あと10日です。

◆ 夕ご飯より昼ご飯がごちそう

息子がアメリカに行ってしまってからというもの、私の夕食はすこぶる質素になりました。だって、夜たくさん食べると調子が悪いんだもん。

夕方になるとおなかは空くけど、だからといってがっつりとおかずを作ると、持て余す。それは単に、私が年齢を重ねて、あっさりしたものを好むようになったから、と思っていたのですが、単に体が受け付けるかどうかということのほかに、気持ちが受け付けるかどうかという部分が多分にあったのではないか、と、このところよく考えます。 

なんというか、夕食こそが、母親として主婦として、家族に「食べさせる」という役目を担うための最大の晴れ舞台というか。
朝食もしっかりとらせなくてはと思うけれど、忙しくてなかなか思うようにならない日々の中で、夕食こそは!!!  とにかくきちんと用意して、ささやかながらも「おいしい!」という笑顔や言葉を引き出せるようなものを(実際にはほとんどそういうものは引き出せなかったりするのだが、なぜか毎回そんな幻想をいただきつつ)、ある程度の手間と時間を割いて(ココ大事。外食や総菜ではこのメンタルポイントは網羅できない)、さらなる幻想としては、家族全員が食卓を囲み、会話をしながら夕食をとらなくては。

さらには、育ち盛りの男の子であるからして、男子がぱくぱく食べるようなものを考え、彩りや栄養のバランスもよくして、残さず食べてもらいたいとか、嫌いなものも上手に調理したらおいしく食べてくれるのではないかとか、家庭の味をしっかり覚えて巣立って欲しいとか、化学調味料とかなるべく使わないで工夫しているんだよとか、もう、なんつーの? なんなの、この激しくコンプリケ(複雑)な母親の脳内って。

とにかく、なんだかようわからんけど、激しくたくさんの思いや義務や希望や趣味趣向のようなものが、夕食という毎日のたった数十分(たとえ1時間かけて準備をしたとしても、子供が食べ終わるのなんて、ほんの10分から20分の間だったりするわけで)のために使われていたなあ、と。
子供が巣立ってみてはじめて、ありゃあ、なんだったのかいなあと思う訳です。

子供が一人巣立っても、まだ残っている子供がいたり、子供のように箸を握って待ってる夫がいたり、ほかの家族がいる場合は、まだまだ主婦の情熱は「家族の夕食」に向けて注がれていくのだろうけれど、私は一人になっちまったもんで、そんな情熱はすっかりきれいに消えてなくなった。

代わりに残ったのは、

夜なんてたくさん食べてもからだも心も持て余すだけだから、一番好きなものを、ほんのちょっとだけ、楽しく食べればそれで幸せ

という思いだけなわけで、決して夕食の献立をおざなりにしているわけではないのだけれど、さまざまな思いや義務みたいなものが削ぎ落とされていった先に残ったのは、納豆ご飯プラス、ちっちゃな煮魚だったり、旬の野菜のお浸しだったり、めざし2匹だったりするのだった。


なぜこんな前置きを書いているのかというと、フランスに来てしばしば思う、こっちの人の夕食の簡素さと、それはちょっと似ているのではないか、と思ったから。

美食の国だからといって、夕食はさぞかし豪勢なものを食べているのかと思いきや、多くの家庭ではスープとゆで卵とパンだったり、サンドイッチとワインだけだったりする。
あ、なんかこんな話は前にこのブログにも書いた気がするなああ。

ま、いいや。

というわけで、このところの夕食を備忘録で。
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Bioのハム1枚。昼の残りのトマトサラダ少々と、前日の残りのタブレ(クスクスで作ったサラダ)、こりゃまた前日の残りのレンズ豆の煮たものに、パンとチーズ。ロゼワイン1杯。レンズ豆の煮物のみ、温かい料理で、あとは冷たいものばかり。

ハードタイプのチーズ用に、アカシアのはちみつが出てる。ハムは、こちらではたいてい上記のようなサイズが4枚入って2ユーロぐらいで買える。これはBioのハムなので、2枚で2ユーロぐらいだった。それでも、日本よりはぜーんぜん安い。 
ハム大好物の私にとっては、この日の夕食は超ごちそうなんだけど、おそらく東京で息子がいる日常では、冷たいハム1枚の夕食というのは、想定外だったのではないかと思ったりします。
ほいでも、なんと充実した夕食であることよ。

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次の日。
一枚余っていたハムを、チーズとちょっとだけ残ったタブレと一緒にパンに挟んだサンドイッチ。さらに残っていたレンズ豆の煮物。最後のところにはソーセージと人参さんが残っていたので、ほくほくいただく。

3日目のお惣菜でも、このくらいの量なら気にならないなああ。ほいでも、家族がいるとブーイングが出たりして、同じ総菜が3回続けてメインに出るってのはほとんどしなかった気がする。自分のためだけなら、ぜんぜん気にならないのに。なんでだろう。

夕食はこのぐらいの量がちょうどいいなあと、切に思う。
食べ盛りの子供だとだめなのかな。サンドイッチ2個にすれば、問題ないってことないのかな。なんつか、見栄えの問題で、いろいろ並ばないといかんという気持ちの縛りみたいなものがあったのかな。そういうもんだよということで、しれっとサンドイッチの夕食を続けていれば、ブーイングなんてしなかったんじゃかなろうか@子供。 
もう、すぎてしまったことだから、なんともいえぬ。
わからない。 
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これは昨日。
昨日はスーパーに買い物に行ったので、なんだか気持ちが大きくなっていろいろ目についたものを買ってしまった。

大好きな白いソーセージ。ボイルして1本。
フランスではブータンブランとして売られているけど、ドイツではヴァイスブルストっていう名前で、これまた大好物なんだけど、日本ではとても高くてよう買えない。2本で2ユーロなんて夢のような値段だ。うえーん。日本でも食べたいよう。
アスパラガスの瓶詰めもとっても安い。

結果的にほくほく買ってきて作りすぎてしまった感があり、奥の方に映っているのは人参とポワローネギのスープなんだけど、これは食べきれずに丸ごと冷蔵庫に直行した。
ビールの小瓶を1本だけ飲んだ。

これだけでも、もう夕食には多すぎて食べられないんだなあって思う。 
夕食って、いったい何なんだろう。


今日フランス語の先生と夕食の話をしていて、フランス人は夕食はとっても軽いし、彼女は食べ過ぎたなあと思う日は、スープだけにしてあとは食べずに寝てしまうと話してた。

それでも、日本では夕食が一番のごちそうっていう感じよね、というので
なんというか、夕食はごちそうを作って団らんをするものだという刷り込みもあるのかもしれないと話したら

それは妙ねえ。
だって日本の男性はすごくよく働いて帰ってくるのは遅いじゃない?
多くのサラリーマンは11時ごろに一人で食べたりしない? 
家族団らんって夕食でなかなかできないんじゃないかしら。

といわれて、おやおや、まさにその通りじゃねえとなんだか不思議な気になった。

私の場合はシングルだったから、家族団らんは息子一人に向けられたもので、とにかく息子を食べさせなくては! という思いがあったわけだけど、たしかに夫がいた時は、彼は決して夕食の時間に家に帰っていたりなどしなかった。

ごちそうで団らんって、いったい何なんだ。
団らんってちょっと、幻想じみてないか。

あ、もしかして。
昔ながらの家族(”昔”が何をさすのかというところで大きな落とし穴があるけれど)としては、家族を養うために懸命に働いてくれている大黒柱が帰宅した時に、その労をねぎらい、働いてくれたお金で買える範囲のごちそうを供してもてなすことが、主婦の役目だったということはないのだろうか。
だから、夕食が一番のごちそう、と。

で、家長だけが晩酌ができたり、一皿多かったりする、と。

それがいつのまにか、その家長が夕食の時間に存在しなくなり、子供がその地位をとって変わり、おかあちゃんたちは子供たちを第一の念頭に置いて夕食のごちそうに頭をひねっている。

そういう構図なのじゃろか。 


今日の日記はなんの結びもなく、なんのまとめもなく
ただ、そんなことをいろいろ考えながら毎日夕食を食べています、というお話でした。

夕食は軽くすると、本当にからだが楽になります。
同時に、調理が楽になるので、夜がとっても有効に使えるようになる。

米炊いて、煮炊きして、提供して、残ったものを冷蔵庫にしまい、洗い物をし、遅れて帰ってきた人にまた提供し、、、、、、
なんてことの繰り返しで夜が終わってしまうのは、なんだかもったいないもんだよなあと思ったり。
ほいでも、そこに潜むちっちゃな幸せややりがいというのも確かに存在していて、子供がいない日常では、そこにあった幸せは、ちょっと失ってしまう。

食べるってこと、作るってことは、いろんなことと結びついていて、おもろいです。
さて、明日は週に一度のBioのマルシェが立つので、いろいろ野菜など買ってこようと思ってます。楽しみだ。

PS
最後まで読み返してみたら、タイトルと内容が微妙にあっていないことに気づく。
ごめんなさい>笑

昼ご飯を一番よく食べるよー、ってこっちの人に聞くことも多いんだけど、それはライフスタイルによるわけで、いろいろ違いもある。そのあたりもなんだかおもろいわよねえと思ったりもしたのでした。このあたりはまた改めて。

◆ チーズは安いから食べるのだと思う

昔からよく書いてるんだけど、朝からガス台で調理をして洗い物を出す朝食を作る国って、ほとんどないなあって思うんですよね。日本の朝食幻想については、昔からあれこれ思うところありなんだけど、じゃあ、調理をしないで何を食べるのよってあたりが、米を主食にする国としては悩ましいところであったりします。

今日の朝食。
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昨日の夕ご飯の残りのスープちょっとだけ。レンジで。
ルバーブとあんずのコンフィチュール、残り。
野菜ジュース。
フランスパン。
チーズちょこちょこ切り取って。これは毎日冷蔵庫に入っている。

ドイツでも、こんなプレートにチーズやらサラミやらを載せたものが毎日冷蔵庫に入っていて、朝はそれが出てくるだけということが多かったけど、こんなもんがあったりすると、朝も重宝したりするもんだなあと思います。

チーズくんはこちらでは食後のデザートみたいに食べることが多く、私が到着するのに合わせて、先生が冷蔵庫にこんなセットを作ってくれており、感涙ひとしきり。


ほいでも、私は日本ではほとんどチーズは食べません。
お店でもあまり注文しないなああ。
なんか、すごくしみったれた気分になること多く。

うやうやしくごく少量のチーズをありがたくいただいて大枚お支払いするような食べ方は、なんかつまんなくて好かない。そこまでして食べたいほと、チーズが好きなわけでもなく、冷蔵庫にはサンドイッチ用のスライスチーズとピザ用チーズと粉チーズが入っていれば、それで十分という感じなんだけど、やっぱりフランスに来たらチーズはおいしいです。

ほでもって、惜しげなくぱくぱく食べるのが、やっぱりチーズはおいしいなあと思います。 
だって、こんな値段だもん。 
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ほとんどのチーズは1ユーロから2ユーロの間の値段です。 
パリなどに行くと高いけど、地方ではみなこんなもん。 
さらには、近くの家で作ってるよー、なんてこともあり、もうなんだかおいしくて卒倒しそうなシェーブルとかフロマージュブラン(クリームチーズのあっさりしたようなもん)が、やはりそのくらいの値段で手に入ったりします。 
ほしたら、食べるんだよねえ。ぱくぱくと>笑 
スティ先の先生いわく
「日本は驚くほどチーズ高い〜!!!」

うん、そうだね。まあ、それは仕方ない。

「でも、もっと信じられないのは、日本ではお米が高いこと」

お米、高いですか?

「だって、主食でしょう? なのにあの高さはびっくり。子供がたくさんいる人とかは本当に大変ね」


フランスは農業大国なので、食品は安いのだけれど、政府の方針というのがあって、主食であるパンはどんなに貧乏な人でも食べられるように、とても安いわけです。
パンとチーズとワインは、日本では高級品だけど、こちらでは必需品なのでたいがい安い。 

パリの街角にいる路上生活者は、結構な確率でワインとパンをぶら下げていたりします。以前滞在していたムフタール通りでは、夜になるとレストランのギャルソンくんが、残ったパンなどを袋に入れて、路上生活者に配ったりする風景もあり。

(そして、受け取る側もぜんぜん悪びれず、当たり前のように受け取りながら、普通に政権話をしている風景に出くわしたりすると、なんか根底にある考え方がすごく違うんだなあと思ったりもします。駅や公園にいるホームレスの人たちと、普通に話し込む人が多いのも、フランスならではじゃなあと思います。意外といろんなこと知ってたりするらしいよ)

ってなわけで話がずれちゃったけど、とにかくパンとかチーズは安いわけです。 
バゲットとか、田舎にくると70セントとか50セントってことも。1本100円。
ま、日本でも底値の食パンは100円で買えるけど、ポイントは100円で手に入れるものが工業製品ではなく、そのパン屋さんで毎朝焼いてる焼きたてのパンだということ。チーズもそのへんで作ってるものだったりすることで、これはアメリカの食品の安さの感性とは、ちょい違うなあと思ったりします。

まあ、フランスもカルフールなどが台頭して地方都市では工業製品が満載だったりするし、悪名高いモンサントはフランスの会社でもあるわけで、明るい部分だけじゃ全然ないのはわかった上で、いろいろおもろい食の事情はあるなあと思う訳です。


そんなこんなで、いろんなことを考えながらの朝食。

ブリアサバランというチーズがたまらなくうまいです。 
ハードタイプのものは、アカシアのはちみつなんかをつけて食べると、こりゃまたたまならくうまいです。

あまりにもうまいから、東京に帰ってからも食べたくなって、チーズ買ったりするんだけど、1000円以上だして一種類だけ食べてもおいしくないんだよねえ。
さらには、小さく小さく切ったチーズを3切れぐらいうやうやしく出されるようなレストランに行っても、なんか悲しくなってしまい。

とりあえずは来たらいっぱい食べておこうと思う今日なのでした。

備忘録で書いています。毎日同じようなもんがアップされるとおもいますが許してね。

◆ ラタフィアとグルジェール

ブルゴーニュの名産でもある、ラタフィアという食前酒に、これまたブルゴーニュ名物のチーズ味のシュー生地で作ったグルジェールというパンを合わせて。

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RATAFIAというお酒は、このあたりでシャンパンを作るときに使ったぶどうの残りかすを使って作るブランデーのようなお酒に、お酒にする前の未発酵のぶどうジュースを加えて作った食前酒なのだとか。

ちょいブランデーみたいな風味があるけど、ぶどうジュースで薄めてあるから軽くておいしい。ふむふむ。

そして、シュー生地にチーズを入れて焼いたグルジェールというパンが、これまたとてもよう合うというわけです。上手に考えたねえええ。(感心)。

どの土地でも、その土地でとれるものを使って作られた名物料理というのは、その土地のお酒にとてもよく合うものだなあと思います。塩辛と日本酒がよく合うとか、かつおのたたきと焼酎がよく合うとか、もう、考えだすだけで口元が緩む。。。。というか。笑。

ぱくぱくとラタフィアとグルジェールをいただいている間に、スープができました。

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グリンピースは、フランス語でプチポワといいます。かわいいね、プチポワ。なんかロシアの体操選手の名前みたいだ。

スープのあとには、この季節にたくさん市場に並ぶアーティチョーク。一時間以上じっくり時間をかけて蒸したものを、一枚づつ葉っぱをはがしながらいただきます。

昔、食べ方がわからなくてググったら、外側の固い皮は全部捨てて、内側の柔らかいところだけを、上部を切り落として食べるとあって、そうして食べたけどちっともおいしくなく、楽しくなく。

こちらで食べ方を教わってから、はじめて好きになった野菜。

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外側からはがしながら、根元の柔らかいところを歯でこそげとるように食べていき、内側の柔らかいところに来たら、上のところを手ではずして、かぶりつく。
ここに至るまでのプロセスがなんとも楽しく、会話も弾むし、何より中心にたどり着いたときの達成感といったら。

なんともいえぬ苦みがいいです。
春のものは、みんな苦いんだなあと感心します。

春ってさ、ほろ苦いんだよ。うん。
青春みたいに。


アーティチョークをむはむは食べている間に、メインができました。

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子羊のソテー。ほうれん草は、生クリームで最後仕上げてあります。
たくさんお肉があるように見えるけど、半分は骨なので、今日のごはんは野菜がいっぱいでおいしかったー。
子羊の肉には、ロゼワインが合うのだそうです。
ブルゴーニュのロゼは、きりっと軽くておいしい。そうか、ラムにはロゼか。
最初赤を飲んでいたんだけど、いわれてみれば赤よりロゼが合う気が。。。。(単純)。

おいしかった。
ごちそうさまでした。   

◆ ブルゴーニュでブータンノワールを食べる

フランスに来ています。備忘録をかねて、ごはんの記録。

今日はブルゴーニュ地方の名産でもあるブータンノワールを調理してもらいました。Noir_4
春のこの季節にだけ、屠殺した豚の血から作るのだそうです。

ドイツにも同じようなものがあるけど、これはフランスのブルゴーニュ地方で作られている名産品だって。

ジャガイモのピュレと一緒に提供されることも多いけれど、今日はリンゴをバターで炒めたものと一緒に出してくれましたよ。りんごをバターで炒めるだけなんだけど、ほどよい酸味が味の濃いソーセージとよく合っておいしかった。

こんな一皿になりました。

Noir2

豚の血というと、引いてしまう人も多いけれど、大切な豚さんを残さず全部使うすてきな知恵でもあると思います。貧血に効くので、女性にお勧めだって。
フランスでは日曜日はクロワッサンとお菓子の日。
パリなどの観光地ではあまり風景は変わりませんが、田舎の町にくると、日曜日の朝だけはケーキ類の種類が一気に増えます。

ほかのお店はほとんど閉まってしまう日曜日の朝、パン屋さんだけが朝早くから開いて、いつもよりたくさんのケーキをふんだんに並べてお客さんを待っていて、それを求めて家族で日曜日を過ごす人たちが、パンをたくさん買いにきます。

娯楽施設なんてほとんどない町だけど、午後になるとのんびりと川縁を散歩したり、野辺でピクニックをする家族連れがちらほら。
こんな空気感が大好きであります。

今日のデザートはでかいよ。

Sweet_6

ごちそうさまでした。おなかいっぱい。

3月7日〜11日 WASURENAI311 女性クリエイターによるアートマーケットを開催します

東日本大震災以降、毎年チャリティの活動を続けてきましたが、今年は下記のような形で行うことにしました。
クリエイター集団フラーレンとして立ち上げ、その後チャリティユニットメンバー3人でのネット上での活動ほか、随時フラーレン有志と続けてきた活動ですが、今年はこうした活動に賛同してくださる女性クリエイターの方がたくさん参加してくださることとなり、にぎやかなアートマーケットとなりそうです。
少しづつ、こうした輪が広がっていくことのしあわせを感じつつ、まだまだWASURENAIという気持ちで5日のアートマーケットを開催します。
京王線柴崎駅と、ちょっとローカルな場所ですが、カフェ併設のギャラリーでランチやお茶もお楽しみ頂けます。春もすぐそこの3月7日〜11日。年度末でお忙しい方も多いと思いますが、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。
収益は「みちのく未来基金」に寄付されます。詳しくは下記をご参照ください!
私はワークショップなどで在廊する時間も長いので、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。お待ちしています!
WASURENAI 311

女性クリエイターによる、チャリティアートマーケット 2014

会期
2014年 3月7日(金)~3月11日(火)
時間 12時~18時
場所
Gallary&cafe Warehouse Garden
東京都調布市菊野台1-14-15 最寄り駅 京王線 柴崎駅 より徒歩1分
042-487-8056
2011年3月11日から、3年が経とうとしています。

忘れられないあの日から、今の私達にできることをと、小さく続けてきたチャリティ活動の輪。今年は京王線柴崎のカフェギャラリーで、この日を迎えたいと思います。
女性クリエイターやアーティストが、手仕事の作品や雑貨などを用意して、みなさんをお待ちしています。撮影会やフリーマーケット、ワークショップも企画しました。

カフェではおいしいランチや、デザートもご用意しています。
収益は、震災により親をなくした子どもたちの就学を支援している「みちのく未来基金」に寄付させていただきます。
みなさんのお越しを、心からお待ちしています。

みちのく未来基金
主宰 Tomorrow For Children
東日本大震災復興支援チャリティユニット 
協力 クリエイター集団 Fullerene
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アーティストバザール出品作品(予定)
311
・シルクスクリーンによるオリジナルイラストのTシャツ・チョコレートの消しゴムはんこ・オリジナルイラスト額・掛け時計・「さくら」のミニカード、ハガキ、便箋、一筆箋など・カリグラフィーの手作りカード・レターセット・ポチ袋・プチ眼鏡ふき・レザー小銭入れ・レザーキーホルダー・ポストカード・スワロフスキーその他ラインストーンを使ったチャーム類・サテンリボンと毛糸を使ってのシュシュ、アームバンド、ストラップなど・セミオーダーのハンドメイドアクセサリー・絹糸のタッセル・着物地の桜コサージュ・大人の髪飾り・オリジナル装身具&キーチャーム ・宮城県の鳴子こけし工人の松田工房の白木を使った小人形ストラップ・オリジナル注染手ぬぐい・バッグハンガー・親子エプロン・布製トートバッグ など


会期中は毎日、下記のワークショップ、実演体験販売や撮影会、フリーマーケットなど開催しています。

チャリティフリーマーケット by 川田直美
3月8日(土)~11日(火)12:00-18:00 ※商品がなくなり次第終了します

★ 体験ワークショップ=作家と一緒に作れます(随時受付け) ● オーダー販売=作家がご希望を聞いて作ります

3月7日(金)
●12:00-15:00 お絵描きうちわ by ほしわにこ
★13:00-17:00 ハワイアンクロシェット・シュシュ by 小島範子
★13:00-17:00 絹糸と天然石のタッセル工房 by ももせいづみ

3月8日(土)
★12:00-16:00 こけし小人形絵付け by 田口真理子
●12:00-18:00 オリジナルかんざし&帯留 by 佐々木純子、ナガヌマミワコ

3月9日(日)
★12:00-15:00 こけし小人形絵付け by 田口真理
★15:30-18:00 ワイヤークロシェットでつくるパールのネックレス by ももせいづみ
 *(こちらのワークショップは事前のお申し込みが必要です。所要時間2,5時間
       くわしくはこちらへ)



3月10日(月)
★13:00-17:00 ハワイアンクロシェット・シュシュ by 小島範子
★13:00-17:00 絹糸と天然石のタッセル工房 by ももせいづみ

3月11日(火)
●12:00-15:00 お絵描きうちわ by ほしわにこ
●12:00-17:00 ポートレイト撮影 by 渡部瑞穂
●13:00-17:00 オリジナルかんざし&帯留め by 佐々木純子、ナガヌマミワコ 
 
========参加アーティスト==========
五十音順
■あらいしづか<イラストレーター>
ーエディトリアルを中心に活動しているフリーイラストレーター。「太陽のように明るい笑顔」のロゴと共にライオン紳士のイラストのTシャツを制作。仲良しでわいわい着て、気持ち「Happy」になったらうれしいです。

■イースデザイン<レザー作家>
ー世界でたった一つのレザーアイテムをひとつひとつ丁寧に製作しています。オリジナルのmamepo(小銭いれ)をはじめとし、個別オーダーとしては、お好きなデザインでのレザーアイテムもお作りしています。

■kaina
ー女子美術大学芸術学部絵画学科卒業。
人とのぬくもり・時間をテーマに、油絵、イラストなどを製作しています。

■川田直美<フリーランスライター>
ー女性誌や書籍を中心に活動中。フリーマーケットを担当。
チャリティメンバーが出品した、まだまだ使える洋服、小物、雑貨が中心です。宝探し気分でお越しください。

■木下 裕美<ものづくり工房 アトリエ木の実 主宰>
ー知的障害者施設にて造形・創作活動講師。オリジナルブランドAtelier Kinomiとして活動。手すきオリジナルPaperや毛糸小物など出品予定です。

■倉田園子<グラフィックデザイナー Gallery & Cafe Warehouse Garden店主>
ー30年近く、主にBookデザインをしてきました。ここ10年程CIやメニュー等店舗に必要なデザインを手がけるようになりました。昨年夏、自宅を改装してCafeを併設したGalleryをオープンしました。

■小島範子
ーハワイで出会ったクロシェットレイ。色とりどりの材料のリボンや毛糸を見ているだけで幸せで十数年たってしまいました。サイズもさまざまに要望に合わせて制作しています。

■境 江美子(SHISHIMAI)<消しゴムハンコ作家>
ー犬用小物を制作・販売しております「SHISHIMAI」のハンコ作り担当です。写真、イラストなどからオーダーでハンコを制作してます。

■佐々木純子(アトリエユリウス)<ドレスメーカー>
ー社交ダンスドレスをメインに各種ドレスの製作、リメイクリフォームをしています。
ドレスとコーディネートした小物、ベールやヘッドドレス、アクセの製作も同時に行なっています。

■すぎさわなおみ<グラフィックデザイナー>
ー本や雑誌の誌面デザイン、ポスターなど広告物のデザインをしています。昨年からイラストを描いたり、イラスト入り掛け時計を制作してハンドメイドマーケットに出品したりしています。

■田口真理子<小人形作家>
ートールペイント歴11年。主にカルチャースクールの講師活動をする傍ら、マトリョーシカとこけし、またオリジナルの小人形(こにんぎょう) 制作をする小人形作家としても活動中。人形の土台には宮城や福島のこけし白木を使っています。

■ナガヌマミワコ<羊毛フェルト作家>
ー羊毛フェルトの手法を中心に、オリジナルデザインのウェディンググッズ&ギフトを製作しています。コドモもオトナも楽しめる物作りワークショップ活動も。

■緑川圭子<ミシン仕事師>
ミシンを使っていろいろな物を制作しています。今回は出品していませんが、帽子制作を得意としています。布製品のオーダーを受け付けています。世界に一つだけの帽子やバッグ、いかがですか?

■はらとしこ<グラフィックデザイナー>
ー主に和の雑貨や紙の雑貨を制作しています。大好きな「さくら」をイメージしたカードや便箋、一筆箋を作りました。カリグラフィーで書いた文字を使って、手作りメッセージカードも作ってみました。

■ほしわにこ<コミックエッセイスト>
ーわかりやすく、親しみやすく、いろんなことをコミックと文章で表現しています。着物と猫が大好き。寒い冬に力を蓄えて、春に花咲く「さくら」手ぬぐいを出品しています。明けない夜はないと信じて。

■ミネタトモコ<イラストレーター、こども造形講師>
ーなぜかわからないけれど、食虫植物やサボテンに惹かれます。本人は地味めですが、艶やかな花やユニークな植物が大好き。毎年「Plant Calendar」を描いて、デスク周りに元気をお届けしています。

■ももせいづみ(アトリエいづみ)<コラムニスト・手仕事作家>
ー古い着物地・染色・ワイヤー・糸などを組み合わせたミクスドメディアの手仕事の作品を創作し、展示・販売を行うほか、ワックスやコラージュを取り入れたイラストレーション作品の製作にも行っています。

■yamadama*<web・グラフィックデザイナー>
ーコンサルティングを得意とする地域密着型なフリーのデザイナー(グラフィック/web)です。札幌・小樽を中心に活動中です。

■渡部瑞穂(株式会社伝)<プロデューサー&ディレクター&カメラマン>
ー映像制作業24年。映像制作全般、イベント企画&記録、デジタルコンテンツ制作なども手掛けています。これから深めていきたいテーマは「家族」「個人史」「和」。着物好きが高じて、現在着物で生活中です

● 2月16日(日)カフェイベントのお知らせ

中野利佳さんのタイ料理のランチと、アトリエいづみのコラボイベントを、京王線柴崎のギャラリー&カフェで行うこととなりました。遊びにきてくださいね。

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中野利佳×ももせいづみ
1Day Cafe Event 開催のお知らせ

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こうしたイベント、今年はまめにやっていきたいなぁ、と思っています。3月にはチャリティイベントを同じ場所で企画しています。またお知らせしますね! とりあえず今回は

2014年2月16日(日) 午前11時~18時
at
Gallery & Café Warehouse Garden(ギャラリー&カフェ ウェアハウスガーデン)
東京都調布市菊野台1-14-15 最寄り駅 京王線 柴崎駅 より徒歩1分
042-487-8056
http://warehousegarden.com/
地図はこちら  


<利佳さんのタイランチ>

Pepper
サイウア(チェンマイ風ソーセージ)
サラダ(タイ風ドレッシング)
トムチュータオフー(玉子豆腐のスープ)
ジャスミンライス

ドリンク付きで900円

11時~14時まで(利佳さんの在カフェは15時ごろまでです)。
数に限りがございますので、売り切れの場合はご容赦ください。

その他、通常ランチメニューもご用意しています。
ティータイムにはカフェにて通常通り、飲み物・デザートをご用意しています。

<アトリエいづみの小さなパーツ屋さん Bonbonnerie>

1


13時~18時まで(ももせの在カフェもこの時間帯です)。

2014年より毎月1回、小さな移動するパーツ屋さんを始めます。
月1回、その月のテーマに合わせたパーツを並べます。
2月16日のテーマは、「パール」

本物の真珠は高価なだけでなく、扱いも繊細。気軽に身につけられる貝パール、樹脂パールを中心にお持ちします。パールといえば「白」ですが、一口に白といっても、色味も輝きも千差万別。パール色の織りなすワンダーワールドをお楽しみください。駄菓子感覚で買える価格で、一粒からお譲りします。
パーツを買っていただくだけでも、もちろんOKですし、その場で好みの形にピアスなどもお作りします。また、オリジナルデザインでオーダーを承ることもできます。自分で作りたいという方には、副資材の販売と作り方の指導もいたします。

また、卒業、入学シーズンに向けて、デッドストックのオーソドックスなパールのアクセサリーもお買い得な価格で販売します。テーマ内容の詳細については、こちらのブログを御覧ください。

なお、小さなパーツ屋さんにおいでの方は、カフェでのランチか、ティータムでのお茶のご注文をお願い致します。


プロフィール

■ 中野利佳(タイ料理愛好家、ライター)
1996年に初めてバンコクを訪れて以来、タイの文化と魅力に取りつかれて文献を読み漁りタイ料理を食べ歩く。趣味で作っていたタイ料理をホームパーティー等で披露していくうちに、タイ料理をたくさんの人に食べさせたいとカフェの一日シェフや料理教室などで独学の料理を披露、好評を得ている。


■ 小さなパーツ屋さん Bonbonnerie by アトリエいづみ
Bonbonnerie(ボンボヌリー)とは、フランスのボンボン(キャンディ)屋さんの意で、日本の駄菓子屋さんのようなイメージ。コラムニスト&手仕事作家であるももせが海外から持ち帰ったもの、アクセサリーメーカーのデッドストックを中心とするパーツなど、普通の手作りアクセサリーのパーツ屋さんでは手に入らないものを中心に、毎回違うテーマでプチプライスでお譲りする、小さな移動するパーツ屋さんです。当日は、そのパーツを使ったオリジナルデザインのアクセサリーの販売や、オーダーも承ります。
あなただけの世界に一つだけのオリジナルなアクセサリーを探しに、創りに、駄菓子屋さんに遊びに行くような感覚で、気軽にお立ち寄りいただければうれしいです。

ももせいづみのプロフィールはこちらから御覧ください。

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