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◆ テキサスでチマキづくり

こちらに来て、数軒となりに住んでいる台湾の人をお友達が紹介してくれました。台湾から来たの? 私台湾大好き! 何度も行ってて、台湾のごはんが大好きなの、と伝えると、「ちょうどチマキを作るクッキングスクールがあるので、来ない?」といううれしいお誘いが来ました。

彼女が所属しているのは、東日本大震災の時に多額の寄付をしてくれた、アジアで最大の仏教系のNGO、Tzu Chi。 ここの人はみな菜食です。なので、チマキも菜食バージョンのチマキ。

旧暦の5月の端午節にはチマキを食べる習慣があるので、みんなで集まってチマキを作り、その参加費が寄付にもなるというので、喜んで参加してきました。

日本でもチマキって作るけど、やっぱり台湾の本場のチマキの作り方、興味あります!!! しかもそれをテキサスで教わることができるとわ。びゅーてぃほー。

英語では sticky rice dumpling と言うのだとか。

まず材料はこれ。

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笹の葉、タコ糸、もち米(Sweet riceという) マッシュルーム(しいたけのことだった)、豆3種類(black eyed peas,chickpeas,maug beans)、Vegetable textured protein(菜食の人がよく使うやつね。日本だとベジミートっていう名前で売られているかも)。

生徒さんにはアメリカの人も含まれており、興味津々で材料をのぞき込んでいる。

「まず前の晩にしておいて欲しいことがあります。
笹の葉は熱湯に浸したあと、スポンジで汚れをよく落としてから水につけておきます。マッシュルームは水に浸しておきます。豆もそれぞれ水に浸しておきます。ベジミートもぬるまゆに漬けておいてください」

もうこの時点で、前に座っていたアメリカ人のおじさんが「Uuuuh....」と反応。

そんなに手間かかるのー? 前の晩から? という感じ>笑

台湾には「素食(スーシー)」というお寺のお坊さんから始まった菜食があって、これは日本の精進料理のようなもの。にゃんと台湾では人口の10%が菜食主義者なんだって!!!

ちょっと味気なくなりがちな日本の精進料理と違い、素食は揚げ物なども多くて結構満足できるもの多数。私ももう少ししたら、素食もいいかも。。。。。(とりあえず今はやらないけど)。

確かにアメリカに来てから、食事の支度が格段に楽になりました。何が違うのかよくわからないのだけれど、肉を中心とした食材が基本になっていると、調理が楽なのです。スーパーの食材もなるべく手間がかからないように準備されているものを多く。
そう考えると、魚と野菜というのは、やっぱり手間がかかるんだよなあ。いろいろと。

でもって、今回のチマキのような乾物を主体として作るものも、やはり手間がかかるのかもしれません。

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まずはしいたけ、ベジミート、3種類の豆をベジタブルオイルで炒めます。大量に作るので、鍋の大きさも半端ない。

ここにもち米投入。

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かなりの力仕事。

ここに調味料を入れていきます。

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おだしは、肉も魚も使わないので、しいたけや野菜から取ったもの。チキンブイヨンの替りとして使える、と表示あり。へー、こんなの売ってるんだね。

考えてみたら、オイスターソースも使えないということで、こちらもしいたけから作ったオイスターソースの代用品があるのだそうです。あとは、フライドガーリックなども利用。

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おばちゃまたちが、ぜんぶ目分量で放り込んでいく。配られたレシピには、カップ何杯という説明があるんだけど、実施には長年のカンで次々と調味料を手際よく入れていく。たまにとなりのおばちゃまと、「こっちが先じゃないの?」「ちがうわよ、あなた」みたいな小さな戦いが勃発するのが楽しくて。

で、この炒めたお米を、笹の葉で包んでいきます。
今回の教室は、Sticky rice dumpling wrapping school。つまり、これを「包む」教室なので、私たちが実際に参加するのはここから。

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机と机の間に渡した棒に、タコ糸を10本セットにして束ねたものを通し、ここに包んだチマキを巻きつけていき、最後は棒を外して、この束のまま茹でる、という仕組み。

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教えてくれたのは、胸に「老師」と書かれているこの方。手際いい! ぶれがない! さすが。

日本で「たぶんこんな感じ」とやっていたのとは、ちょっと違いました。本場の巻き方はやはりきれい。一生懸命練習したけど、15個ぐらいやっても、やっぱり老師のようにはなりませんでした。

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でも楽しかったのよう。

たぶん、前の日からの準備が面倒でも、たくさん作るのが大変でも、きっとこうしてたくさんの人が集まって、おしゃべりしながら端午の節句の準備をしたんだろうなあ、と思います。一人で作ったら大変だけど、みんなでやったら楽しい。

季節の行事の食べ物って、そうして「集まって作る」ことにもきっと意味があったんだろうなあ。

たくさんの人の手で作られたチマキ。大きなお鍋でぐつぐつ煮られて完成。この日の煮た時間は約1時間!! 結構長いんだなあー。
でも、1時間というのは菜食のチマキだからで、これに肉が入ると、2時間ぐらいは煮続けないとダメなのだとか。
私、チマキは蒸すのだと思ってた。へー!!!

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ベジタリアンのチマキ、とってもこっくりとした味でおいしかったです。へー、こんなのなら、素食もいいなあ。

10個持ち帰ってきました。

ちょうど週末に、別の台湾の人と会う予定だったので、半分は差し上げようと予定の10個を全部持ち帰ったのですが、お渡ししようとしたら、「あら、うちも端午の節句で作ったから、いまうちに40個もあるのよ。それはあなたが食べなさい」。あらら。

ということで、10個のチマキを大事に食べています。残りは冷凍。

手間をかけて作ったものの格別なおいしさ。東京に戻ったらやってみようー。

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コメント

ちまき、美味しいですね、マレーシアでも華人3世の友人達が作っていて、たくさん頂きます。
冷凍庫で1年持つので、この時期の前に慌てて在庫を消費しています。
華人の皆さんは、素食は油を使うのでカロリーが高いと言いますが、脂身たっぷりの三枚肉塊入の粽より素食チマキの方が絶対良さそうですよね。

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