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◆ フランスの持ち寄りランチ

2日間、Semur en Auxoisというブルゴーニュの街で、美術学校で彫塑のスタージュに参加することになりました。朝の9時半から夕方5時まで、びっしり土日の2日間を、モデルを使って彫塑を作る教室。

こちらでは、こうした美術のスタージュがあちこちで開かれていて、普通の人々(つまり、社会人たち)が気軽に参加できるのだとか。私が参加した2日間も、来ていたのは老若男女入り交じった14人の参加者で、中にはパリで教会の彫刻などの修復を仕事にしているという30代の男性もいました。
日本だと、どうしても美大の受験対策みたいな講座のほかは、引退した熟年男女の社交場のようになってしまうことが多く、なかなかいいデッサンの機会を得ることができないんだけど、こっちはこんな風に美術が日常にとけ込んでいてすごくいいいなあと思います。
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粘土を使った彫塑は初めて。
「デッサンはしたことがあるんだけど、彫塑は初めてだ」と先生に伝えたら、「これは粘土を使ったデッサンなのよ」と。
なるほど、いわゆる3Dの立体デッサンということか。
2日間かけてバストアップの胸像を一つ作るという贅沢な体験には、昼ご飯の持ち寄りというおまけもついていました。
ふえー。
フランス人相手に何を作っていけばいんじゃろう。
なんだか緊張。
冷えてもおいしいもので気軽に作れるもの。。。。。と、最初はプチトマトのマリネとか、カポナータやラタトゥイユと考えていたのですが、フランス語の先生に相談したら、
「トマトもなすもズッキーニも季節はずれよ。やめなさい」と即座に却下。
マルシェで野菜を買うことの多いこちらでは、野菜の旬はとても大切なことなんじゃなああ。スーパーの買い物で、季節感というものが希薄になってしまっている自分を反省。
ほいじゃ、いまの季節は何を買えばいいの? と聞いたら、そうねええ、人参とかじゃがいもがいいんじゃない? という。
ふむ。
ということで、一日目は無難にじゃがいものサラダ。
二日目は人参とツナのサラダに決定してみる。どちらもいつも作っているし、多少素材が変わってもなんとかなるレシピだろうて。
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こんな風に、持参したふろしきに包んで持っていったら、とても好評。
一日目。
はじめての場所に、はじめての体験。
フランス語がさほどできるわけでもなく、見知らぬ人にお願いして車でつれていってもらい、見よう見まねで粘土の準備をして、先生の早口のわけのわからんフランス語に必死についていくだけで、もうへとへとの状態で午後1時となる。
にわか、
食べよう、食べようの声かけのもと、中庭に手際よく即席のテーブルがしつらえられて椅子が並び、ロールになったわら半紙のようなものをテーブルクロスにして、クリップで止めていくという作業が、慣れた手つきで行われ出しました。
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一方ではパンを切り出す人、サラダを作り出す人、グラスや皿を並べ出す人。
あっという間に白ワインが開いて、14人分のグラスに少しづつつがれて、パンを片手におしゃべりがはじまる。
アントレに出てきたのは、チーズのキッシュ。
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のんびりゆっくり。
やがてサラダやハムが並び出し、
a table(ア ターブル)という声が先生からかかるまで、たぶん20分ぐらいは1杯のワインを片手に立ち話に花が咲き。
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やっとテーブルについて、それぞれが持ち寄った料理をシェアして食べました。
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これはレンズ豆のサラダ。あっさりしていておいしい!
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人参のとってもシンプルなサラダ。人参はボイルしてあります。
これがものすごく大人気。人参おいしい、何で味付けした? 私にもちょうだい、とあっという間に売り切れる。
一方で私の作ったポテトさらだは、少々売れ残り気味。。。。
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うーん。ちょい日本っぽさを出そうと、ごまとだし醤油を足したのが敗因だろうか。
えーん、気になる。。。。。。
とはいえ、これは翌日二日目にはきれいになくなり、
「ごまを入れたのね。すごくいいアイデアだわ。日本にはごま塩ってあるでしょう? あれはBioのお店に売っていて、私も大好き」と先生にほめられる。
ちょいほっとしました。
2日目のメニューはまた改めて。
そんなこんなで、
ああ、もうおなかがいっぱいだ! と思った頃に、チーズがまわりだし、
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ああ、なんておいしいんじゃろうと思っておなかいっぱいになった頃
これまたほっぺが落ちそうなお菓子が登場し。
結局白ワイン2本、赤ワイン1本を14人で飲みながらのお日様の下でのランチは、1、5時間ほど続きました。
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たっぷり時間をかけた昼ご飯。
おなかがいっぱいで、この日の夕ご飯は食べずに寝ました。
ほいでもね、食べたものは野菜が中心で、ちっとも暴飲暴食はしていないんです。
ワインも小さなグラスで、白を1杯、赤を1杯飲んだだけ。
アメリカにいたときの、大量の肉やパンやケーキでおなかがいっぱい! という感じとは、なんだかちょっと違う満腹感。
お日様の下で時間をかけて、おしゃべりをしながら少しづつ
野菜や豆、パンとチーズなんかを少しづついろいろ食べると
なんともいえぬ満腹感に満たされるものなんだなあと思います。
この満腹感は、じっくりと長く続く。
だから、夜は軽くてもほとんど食べなくても、だいじょうぶ。
短時間で炭水化物をどか食いすると、夕方からすごくおなかがすいたりするじゃない?
あれとは対極の感じの満腹感が、ちょっと新鮮でした。
2日目のメニューも改めて。
今日は写真をアップしてほとんど終わりという感じですみません。
毎日かけるかなあって思ってたけど、なかなか時間がない。
フランスの滞在も、あと10日です。

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